自動車メディアに言いたいこと.
ShibaDogです.
自動車系のメディアニュースは,毎日目を凝らして見るほどマニアじゃないので,誰がどの車の何を書いたまでよく知らないんですけど,たまに目についた記事を見ていると,「え?結局何が言いたかったの?」みたいなびっくりする記事が多い気がします.たぶん他の分野(Yahooニュースとか)も一緒,ライターとして本当にこれでお金もらってんの?払ってくれる人いるの?みたいにどーしても思ってしまう.まぁ気にするなら見なければいいんですけど.
で,下の記事.何一つこの車の何がどう良くて何がどう悪いかが全然わからなかった.
あーこの人の記事まじで何言いたいのか分からない,NSXの時も意味わからん事で批判していたけど,詰めが甘いのはこの人だろ. https://t.co/biggn2WqoS
— しばどっぐ@HondaR&Dエンジニア (@ShibaDog67) 2018年1月24日
自分のポジションを明確にしてほしい
とくにこういう記事を書く人たちがムカつくとかそういうことを書くつもりは無いです.批評記事はその分野(今回はモビリティ産業)の発展に必要だと思います.
いってもこの車を開発するのに携わった作り側それぞれが沢山苦労しただろうし責任もあっただろうし携わった事で特別な思いみたいな何かがあって,自分はエンジニアで作り側なので,そういうことが頭に浮かぶと安易に評されるとムカつきますが,本当にダメな部分があるならユーザー目線で批判されることはメーカーが胡坐をかく事を防ぐのに繋がって,それがメディア自身の恩恵として返って可能性があるんで,どんどん斬ってくれれば良いと思います.
ただやっぱり先の記事みたいに,ライターの主観というかポジションがわからないと,何故良いのか?何故悪いのか?がこれを見た人達にまったく伝わらない.最悪,「あー良くわからないけどダメな製品なんだ」となってしまうと思います.
今って製品の特徴や性能差や使い勝手ってかなり煩雑になってきていたり,今はディーラーへ直接行かなくても事前にネット上の情報から頑張って比較したり出来ますけど,情報が溢れに溢れていて,リンクの記事でも書きましたけど,
どういう基準で車を選んでいいかユーザー自体もわからないみたいな人達も増えていると思っていて,人間の情報処理能力も自信が思っている以上に結構いい加減なんで,こういう安易な批評記事でも簡単に悪い印象が与えられてしまうと思います.
なので,こういう記事を書く人/メディアに言っても何にもならないし個人的には一生やってろ,と思っているし,ダメな記事はSNSで批判しとけばいいやくらいにしか思ってないですが,もしこういう記事で判断してしまっている人は少し見方を変えたほうがいいかもしれません.
まぁさすがにフェイクニュースとかこういうメディアに触れる機会が増えているので,さすがに1つのソースで信じたりする人たちも少数だとは思いますが.
ただ今回の件でちょっと思ったのが,こういう大きいメディアのライターの質が落ちてきていますけど,逆に個人ブロガー的な人たちの方が(自身の利益として返ってくるので)ものすごく有用な比較記事を書いていたりして,個人でも有用な記事を書いていればその人個人の信用があがり,誰かはその信用で何かを選択する,みたいなシチュエーションが増えていくんだろうなと思いました.
やっぱり個人の時代が台頭してきそうな気がしています.終わり.