SNSでもっと自分を連れ出すんだ!
ShibaDogです.
以前も書きましたが,企業に属しているとSNSの利用方法はかなりセンシティブな問題です.
繰り返しますが,企業から機密情報を預かり,その上で業務を行う以上それを安易にSNSへ投稿したり,こういったブログ等で公開することは常識的に考えても禁じられています.
それに関しては僕個人としてもまったくもって同意します.そういった情報をもらった上で自分の能力を売っていると言った関係性なので,そこはお互いの利益を尊重します.
誰でも簡単に発信できる時代
しかし,SNSやインターネットは今や個人の誰しもが容易に情報を拡散できるシステムであり,ある意味広告塔のように振舞える仕組みです.
これに関しては前時代のテレビCMやポスターなどのある程度仕組み化されたものに対するハードルが無くなったと言えます.もうこんなことは随分前からそうなっています.
例えば,僕は自動車メーカーでエンジニアをしていますが,この個人ブログで,最近の自動車技術を一般的に開示されている事を,自分の知識を用いてかみ砕いたような記事を書いたり,また製品として素晴らしい自動車を個人の知識や文脈から解説してリコメンドする記事などを書き,仮に何かの拍子でバズって個人メディアとしてある程度拡散性のあるサイトになったとします.
ブログは単純に見てもらえば見てもらうほど収益がでる仕組みですが,それは属している企業に対してマイナスになるような行為なのでしょうか?
例えば副業といった定義に当てはめると就業規則的にNGになる場合もあるのかもしれませんが,属している企業に対してマイナス益をもたらさなければ,就業時間外を有効活用することは何の問題も無い,就業規則の解釈に反しなければあーだこーだ言われる筋合いはない,というのが個人の解釈です.
で,これはブログの話でしたが,先に書いた個人の広告塔化についても,両者に有益であるならこれを活かさない手は無いはずです.
会社は個人を,個人は会社を利用し合えば良い
例えば会社の資金による仕事や何かに対して個人が個人の為に活用する事は良い例ではありませんが,その仕事が既に公になっているのであれば,個人のSNSで(個人の偏見が無い様に)拡散することで,その人個人の繋がりに対して拡散させることで,広告の代わりになります.
メディアの重要な要因として如何に拡散性を持たせるか,です.企業はSNSやインターネットを駆使して如何に自分達の広告を見てもらうには,どういった導線を作れば誘導できるか,に力をかけているわけですが,それは縦の繋がりです.
それが今はエンドユーザのSNSによる拡散がエンドユーザ同士が持つ横の繋がりを使うことが出来て,より拡散性を持たすことが出来ます.例えで挙げるとMicrosoftのエンジニア(いってもそういった職種ではあるが)が良い例です.
#HoloLens
— ちょまど@エンジニア兼マンガ家 (@chomado) 2018年2月27日
Microsoft Windows Mixed Reality パートナープログラム
認定パートナーさんである
ネクストスケープさんと
ホロラボさん
それぞれの事例!すごい!
不動産や医療かあ pic.twitter.com/qSaDOWYfVq
当然フォロワー数や知名度によって拡散に対する影響度が違ってきますが,少なくても出来ることはあります.やらないよりはやったほうが良いレベルです.みなさんに言うまでもない事ですが随分前からこういった取り組みは当たり前にやられています.
企業がより身近な存在になる
こういう投稿を見ていると例えばその人個人がとても楽しそうに仕事していたり,何か上手くいかなくて落ち込んでいたりするところをリアルタイムで見ていると,背景にある会社像が見えてきたりするのではないか?と考えています.
「こんなに楽しそうに仕事をしているのだから魅力的な会社なのだろう」となる場合があると思います.今やSNSも就活に使うくらいですからね.
こういう風にSNSから社員が覗けると,企業ってもっと身近なものになりませんか?「楽しそうに仕事できる環境なのだから,きっと作る製品も良いに違いない」という印象になったりしませんか?
今までは下からしか見えなかった企業に対する印象が,横から割と近く見えることで,見方が変わる可能性を秘めています,社員がエンドユーザとの距離感を変えることで,企業や製品に対する距離感を変えさせる,ということが出来るのでは無いか?と考えているわけです.
SNSでもっと自分を連れ出すんだ!
ここまでSNS推しで書いてきましたが,当然NGなことはたくさんあるので,お互いの不利益になることは避けましょう,ただ出来る事は解釈ひとつで広がるはずです.
企業に属していたとしても自分にとっても対他にとっても有益になるようなSNS活用をしていましょう.
仮に僕がダメでもこういったことに気付いている人は既に沢山いると思うので,ダメ!じゃなくて,やるとしたらどうやるか?と考えていきたいところです.
イノベーティブのクリエーティブもダメ!から始まるが,やらないと何も生まれない.