Mazda CX-8 新型SKYACTIVE-D は,日本が持っているディーゼルエンジンへのイメージを変えたのか?
ShibaDogです.
CX-8めっちゃ売れてるなー,日本じゃハイブリット全盛だしディーゼルのイメージ悪いのに凄い.CX-8が良いのかディーゼル一本仕様だからなのか,少なくても買った人はディーゼルでも許容範囲なんだろう.https://t.co/OxJylwhJ9l @YahooNewsTopics
ガソリン仕様があればそっちにしたのだろうか.
出だし好調みたいですね,だいたいは出だしは好調なので時間がたてばある程度落ち着いていくとは思いますが,僕の周りでも話題になっていたり,実際に購入している人もいて,なかなか注目度は高いのだろうと感じます.
3列シートSUV,どうなんだろう,これから流行っていくのだろうか?世の中の大多数が結婚して子供が生まれたらミニバン一択みたいな世間からの結婚相手からの同調圧力的なものから解放されるのか(言ってる自分も自ら進んでHondaエリシオンプレステージに乗っていた).
んな話はどーでもよくて,CX-8ですね.
エクステリア/インテリアデザイン
まずエクステリアデザインですけど,普通に格好いいです.僕自身はデザインとか詳しくないので超感覚個人的趣向ですけど,良いものは良いです,凄く格好良い.
ちょっと前にMazdaディーゼルを買いたいなと思い,当時出たばかりのCX-3を一目見たとき,「めちゃくちゃ格好良いじゃないか」と思いました.CX-5も嫌いじゃないんですけど,ちょっとフロント周りが幼顔という感じがして惜しいなと思っていたので,CX-3はそれはもう完璧でした.Honda Vezelなんかより全然イケてる.あくまで個人的趣向です.
たぶんCX-8(新型CX-5も)はそのデザイン指向を継承しているように見えるので,同じように格好良いと感じる,言い換えればほぼ同じ笑.
次にインテリアは,特に奇抜な装飾もなく特異なインフォメーションディスプレイも無く質素というかシンプルで良いです,どことなくAudiに似ているような.どこを見れば欲しい情報があるかが分かりやすそう.これって結構重要だと思っていて,運転中って基本前方に視線を向けつつインフォメーションに視線移動すると思うんですけど,これの視線移動が煩雑だと結構しんどい(所謂UI/UX的な).なので視線移動回数が少ないというか,移動させる場所が少ない方が良いと良いと思っているんですけど,例えばToyota ノア系のインフォメーション周りは個人的には好きじゃない.一見普通そうですけど,何が嫌いってエアコン調整ボタンは下方にあるのに,設定インフォは上方の小ディスプレイにある.良いじゃんボタン付近にあれば!どうせ調整ボタン押すとき一度チラ見するんだから!ボタン場所確認-ボタンを押す-上方ディスプレイ確認,実際乗って操作してそう感じました,真面目に運転中エアコン操作を面倒すぎて諦めました.イライラしてくるからまあ良いや,とにかくCX-8のインフォメーション周りは視線移動が楽そう.
で,エクステリアとインテリアの話をしたいんじゃなくて,搭載しているパワートレインについて.
搭載パワートレインはディーゼルのみ
なんと,2.2Lディーゼル仕様のみ,いくらなんでも男前過ぎないか?もしかしたらこれからパワートレイン仕様が増えるのかもしれないけど,ちょっと個人的にはかなり衝撃的.だって日本はすっかりハイブリット先進国,ディーゼルエンジンなんて今だに一般的にはトラックなの?だし,最近ではNissanエクストレイルとMazda CX-3 / 5がありますけど,やっぱりニッチ層にしか受けないという印象,…と思っていたら,旧型CX-5は販売比率の70%は2.2Lディーゼルだと,マジすか.
ディーゼルエンジンのネガポジについてもうかなり一般的ですが簡単に書くと,
ディーゼル車のデメリット
— ShibaDog@HondaR&Dエンジニア (@ShibaDog67) 2018年3月24日
・ノイズと振動が(体感でしんどいくらい)大きい
・DPF再生という謎の処理が必要
・ガソリン仕様車より車体価格が高くなる傾向
大きく重い車に相性が良く,ランニングコストはガソリンエンジンに比べて安上がり.
しかしながら,燃焼あたりの熱発生が高い=取り出せるエネルギが高い一方で,エンジンから放出する揺れと感じる振動や音として感じる振動も大きいわけで,これが商品性に影響を及ぼすことと,それらを対策したり,あとは以前も書きましたが後処理装置などの付帯コストからエンジン/車体自体の原価が高く,車体価格はガソリンより高い,価格差のイメージはハイブリッド車くらいのイメージだと思いますが,ポジティブにあげたランニングコストを頑張ってもペイできるかどうかの瀬戸際です.燃料代は変動要因なのでなんとも言えませんが,経済的コスト上ではどちらかが優位とういことはほぼ無い.
主な適用技術
で今回搭載したSKYACTIVE–Dマイナーチェンジを行なっています,少しだけ説明すると,
・燃焼室形状を変更し燃焼を改善
・従来の2ステージターボの1つを可変タービンにし,排ガスエネルギーを回収できる領域を拡大し,過給能力を向上
まず燃焼室ですが,先代モデルからエッグシェイプという形状を考案し適用されています.しかも発明表彰までされていますね.
https://autoprove.net/mazda/24761/
今回のマイナーチェンジで更にピストン表層部へ段付き形状を追加しています.リンク先にもあるようにこれは燃焼ガスの冷却損失を低減する内容で,知っての通りですが,燃焼ガスはとても高温ですが周囲のピストンやスリーブ部は部品耐久性から冷却水やオイルによって冷却されている為,その温度差によって熱エネルギが移動してしまうわけですが,この段付き形状利用し燃焼したガスの流れを制御しスリーブ壁面への積極的なガス接触を防ぎ熱エネルギ移動=冷却損失を低減しています.冷却損失低減といえばトヨタの遮熱技術がありますが,この段付きピストンはその前段で損失を低減するといったアプローチです.
トヨタ、新開発の「GD型」クリーンディーゼルエンジン説明会 - Car Watch
次に可変タービン2ステージターボですが,ツインターボとの違いですが,異なる流量レンジのタービンを直列に接続し,一つでは回収しきれなかった排ガスエネルギをもう一つのタービンで再度回収する(多段タービン)事,また異なる流量レンジを2つ持つことで低回転から高回転まで過給域を広げられるわけです.
分かりやすい?SKYACTIV-D 技術解説 | Mazda Fan Community - マツダ・ファン・コミュニティ
旧型SKYACTIVE-Dの2ステージターボは2つの固定タービンを採用していますが,低回転トルクと高回転出力域を広げるべく流量レンジを決定すると,中間域でうまく流量を調整できない領域が発生してしまうので,それとのトレードオフにあります.そこで今回大きい側へ可変タービンを適用することにより,流量域を可変タービンによって広く調整できる為,そのトレードオフを改善することが可能となり,過給能力を改善させられるわけです.この2ステージターボの作動原理ですが,三菱重工の技術論文に分かりやすい説明があります.
http://www.mhi.co.jp/technology/review/pdf/474/474007.pdf
その恩恵から旧モデルに対して最大トルク/出力が向上している.
最高出力と最大トルクを向上しながら燃費性能や静粛性も同時に実現する改良を施したSKYACTIV-D 2.2を採用した。最高出力は従来の129kWから140kWに、最大トルクは420Nmから450Nmに改善している。
マツダ新型SUV「CX-8」、導入以来最大の改良を受けた「SKYACTIV-D」を搭載 - MONOist(モノイスト)
ハイブリッドや電動化にシフトする日本で,CX-8がディーゼルエンジンを正しく認知させることができるのか?
そのネガポジから正直CX-8のディーゼル一本足が懐疑的だったんだけど,週末BMW218Dを会社から借りてきて乗っていたのだけど,車室内の音や振動は確かにガソリンより悪いかもしれないけど,そこまでじゃ無いと体感的に感じて.
— ShibaDog@HondaR&Dエンジニア (@ShibaDog67) 2018年3月25日
で,ガソリン仕様があればそっちを選択するのかもしれないけど,たぶんエンドユーザー的には経済的に商品性的に損しなければどっちでも良いや,という印象を持っているのかもしれない,実際に旧モデルのCX-5は70%はディーゼル仕様だという.
— ShibaDog@HondaR&Dエンジニア (@ShibaDog67) 2018年3月25日
そういう意味では別にMazda以外の電動化戦略も間違いじゃないけど,現時点での内燃機関ベース戦略はMazdaの圧倒的勝利.日本が抱えていたディーゼルへのイメージを無くしてしまったと言えるのでは?
— ShibaDog@HondaR&Dエンジニア (@ShibaDog67) 2018年3月25日
すっかり電動化が騒がれていて,それに期待をする声が多い中で,正直ディーゼルエンジンが普及する事は難しいと思います.ただ,ディーゼルエンジンを搭載したCX-8が好調に売れていることを見ると,ディーゼルエンジンのネガな部分を無くしてしまうくらいCX-8に魅力がある,もしくはそれを許容範囲とするくらい動力に対して求める要求が今のユーザーにはあまり無いのか,はたまた新型SKYACTIVE-Dはガソリンエンジンと遜色無いレベルまで到達したのか.
という事でMazdaというメーカーは電動化への過渡期である今このタイミングで最高の仕事をしていると考えます.
いずれにしても結果だけをみれば,Mazdaの内燃機関戦略は大当たり.このタイミングで1番良い仕事をしているのはMazdaでは無いかと考えます.
キャッシュレスでもストレス無く生活していける時代.
ShibaDogです
最近本当にクレカとApple Payで十分生きていける.
— ShibaDog@HondaR&Dエンジニア (@ShibaDog67) 2018年3月18日
ここ1年弱,クレジット支払いと電子マネー支払いをトライしてきて,すっかり現金レス派になりました.これまでやってきたトライとエラーを書いてみようと思います.
キャッシュレスにした理由
そもそもなんで現金レスにしようかと思ったのかと言うと,そこまでこれと言ったでかい理由は無いのですが,しいて言えば,
・お金の管理が苦手.
もうすごく苦手です.家計簿をつけたりもしましたが,毎回手入力するのが面倒くさい.じゃあ頭で記憶しておこうとするんですけど,毎回何にいくら使ったのかすぐ忘れる.それにいつも頭を悩ませるのが結構苦痛でした.
・ATMにいちいち行くのが面倒くさい.
当たり前ですけど現金無いと使えないじゃないですか,無くなるといちいちATM行かなきゃならない.結構欲しいものがあるとすぐ買ってしまうタイプなので,なるべく大きい額は持ち歩かない様にすると,いざと言う時現金が足りない,その度ATMで下ろさなきゃならない.
・小銭がうっとおしい
財布の中に小銭をじゃらじゃら入れておくのが好きじゃなかったんですね,財布は重くなるし厚くなる.
それくらいかな.
キャッシュレスのポジ/ネガ
もうめちゃくちゃ便利です,下の通り.小さい事なんですけど,意外と積み重なりが効いてくる.
・電子マネー決済なら財布を出さなくて済む.
・コンビニ等の買い物の支払いが秒で済む.
・いちいち小銭の計算をする必要が無いし,小銭が増えない.
・現金の持ち合わせが無いから買えない,が無い.
・急な入金にすぐ対応できる.
・収支管理をアプリがやってくれる.
ネガティブもちょっとはあります.どちらかというと外的な要因が多い.
・店員さんがクレカや電子マネー支払いに慣れていないと,結構もたついて時間を食う.
・現金払いをしている人がレジ待ち列にいると,結局待たされる.
・現金レスの呪縛に囚われる(後述).
今月の出費
今月の出費ですけど,上の2つだけです,現金を使ったのは.上の\50,000は後述しますけど,LINEpayを使いたかったため,一度現金として下ろしました.
月固定費の支払いはキャッシュレス
まず,月の固定費は全部現金レスです.
・クレジットカード支払い
-家賃
-光熱費(水道除く)
-通信費(スマホSim,固定ネット回線,ポケットWifi,NetFlix)
・口座引き落とし
-水道代
-自動車ローン
何を駆使してキャッシュレス化したのか
クレジットカードと電子マネーを持っていても,現金レス化には程遠いんですよね,僕が構築した環境を紹介します.
1.銀行口座
まずは銀行口座,ここが意外と面倒.クレジットの引き落としは基本銀行口座ですけど,引き落としに使えない銀行も結構ある.なので,僕は下2つを使っています.
これらを選んだ理由は単純で,スマホでネットバンキングができます.2つとも基本的な事はスマホアプリで操作できます.いちいちパソコンを使わなくてもいい.そしてじぶん銀行はスマホがあればセブン銀行ATMでカードレスで入出金が可能.本当はじぶん銀行だけでも良かったんですけど,これがクレジット引き落としに対応していないことに後から気づき,UFJを後から追加しました.
2.クレジットカード
今は主にAmazonゴールドとJCBカードを使っています.
・Amazonゴールド
Amazonカードにした理由は,Amazonプライム会員だから.ゴールドカードだとほとんどが年会費が必要ですが,Amazonプライム会員であれば(というか契約すると自動的に会員になる)プライム会員費がカード年会費に含まれるので,カード年会費が実質数千円で済む.あとJCBは後述しますが,QUICKpayが使えるので,それが理由です.
3.電子マネー
ここが肝です,はい!AppleWatch!
なんだかんだクレジットカードも持ち歩かないと使えないじゃないですか.そしてだいたいサインが必要になる.そういう時は,ApplePayの出番です.これはAppleWatch2ですが,連動しているスマホが近くになくてもスタンドアローンで使えるんです.例えば僕はよく外でランニングやロードバイクを乗る時にスマホや財布を持っていかないのですが,AppleWatchがあればコンビニで飲み物を買える.超便利じゃないですか?ApplePayは登録すると以下の電子マネーが使えます.
・Suica
・iD
・QUICKpay
これら電子マネーの使い方ですが,クレジットカードによっては電子マネー機能が付随していて,ApplePayにクレジットカードを登録すると,これらの電子マネーがApplePay上で使えるようになります(逆にいうと電子マネー機能が付随していないクレジットカードだとAppleWatchで支払いは出来ません).クレジットカードと連動していて入金する必要がないので,カード上限額と電子マネー使用金額上限にかからない範囲で使えます.これが本当に便利.でも最初は結構戸惑いました.毎回「iDで」とか「QUICKpayで」とか支払い方法を店員さんに伝えなければならないし,年配の店員さんには「お兄ちゃんすごいの使っているねー」って声かけられる,恥ずかしい.
あとSuicaですが物理カードだと現金入金しかできませんが,AppleWatchからクレジットカードから入金できます,本当はオートチャージしてほしいけど(Viewカードだったかな?それに付随するSuicaであればオートチャージ対応).新幹線チケットやグリーン車チケットもモバイルSuicaで購入すればAppleWatchで使えます.
ApplePayはWeb上でも使えます.使えるサービスはまだだいぶ少ないのですが,例えばTOHOシネマの予約サービスで使えます.以前までは決済ページにクレジットカード情報を入力しなければならず,確か何かの会員になり会員情報へクレジットカード情報を登録しておけば,入力レスだった気がしますが,現在はApplePayが使えればAppleの認証ひとつで支払いが完了します.これも結構便利,もっと使えるサービスが増えればいいんだけど.
Apple Pay ではじめよう:App Store ストーリー
だいたいはこの電子マネーがあれば,結構の店が対応しているので問題ないです.詳しい使い方はリンク先でも見てください.
あとはLINEpay,この間初めて確定申告をして納税する機会があったのですけど,LINEpayで支払いました.LINEpayは結構面倒でクレジットチャージが出来なくて,ATMで銀行口座から現金を引き出してLINEpayアカウントへ再度入金する(セブン銀行ATMならカードレスでスマホだけで全部できる).で,LINEpayを登録すると使えるようになるLINEカードはJCBと提携しているので,クレジット番号を入金するサイトではクレジットカードの様に使えます.詳細は下の通り.
納税に初めてLINEpayを使ったけど,お得だった.ATMで出金入金しないといけないから面倒だったけど. https://t.co/ISQ8OWvN6Y
— ShibaDog@HondaR&Dエンジニア (@ShibaDog67) 2018年3月14日
で唯一の問題,たまにある楽天Edyしか使えない店(タクシーが多いかも),これの為にこの間楽天カードを申し込みました.楽天EdyはGooglePayがあればスマホ上で使えるんだけど,Andoroid機種しかGooglePayアプリを使えず,僕はiPhone8しか持っていない為断念.楽天Edyは楽天物理カードで対応するしかない.
この電子マネーがこっちは使えてあっちは使えない,が凄く鬱陶しい,ユーザーの利便性をまったく考えていない.誰が悪いんだろう?GoogleとAppleが悪いのか,電子マネーを提供している会社が悪いのか.たぶん後者なんでしょうけど.まあ現状の電子マネーが統一されるなんてことは,顧客確保とか消費者行動データ取得とかからやれないんでしょう.だからせめて店側は全ての電子マネーを使えるようにしてほしい,まあでも店側の事情で言うと電子マネー決済端末を複数導入して決済コストを負担しなくてはならないはずなので,消極的なのかも.または新たな電子マネーの登場に期待するしか現状は無いのか,ああイライラしてくるからこの話はいいや.
4.マネーフォワードで管理
そしてこれらすべての出金は全部マネーフォワードで管理されています.
現金を使用する以外はほとんど操作することはありません.口座の振り替えも金額がマッチすれば認識して自動処理してくれます.これを見ることで金遣いが適当な僕でも今月いくら使ったか認識できるので,使い過ぎを抑制できます.一応ネットバンキングやクレジットカードの専用アプリもありますが,全部マネーフォワードに連携してあるので,あまり見ないです.
お金はただの数字
紹介した通り,基本スマホとAppleWatch(がなくてもiPhoneなら7以降であればApplePayが使えるし,Andoroidはおサイフケータイが使える)と物理カードがあれば現金レスでほとんど困ることが無くなりました.ここまで環境を作る事に結構面倒だとは感じていましたが,本当に現金を見なくなったので,お金に対する認識が本当にただの数字になりました.いやその数字が残高や収支で0になればアウトな事はわかっているけど.
ここまでを結構周りの知人に説明するんですけど,(僕の周りだけなのか)結構皆クレジットカードを敬遠するので,あまり理解されないことが多い.「クレジットカードだと使いすぎるから」はマネーフォワードで自動管理されれば今いくら使っているか知れるし,現金しか使えないところは極力行かない.言っても一応いくらかの現金は持ち歩いているので,どうしても行きたいときは行くようにはしています.ただ,「ここ現金しか使えないけど良いの?笑」と馬鹿にされる.笑
あとは,僕は意識してはいませんが,ポイントが溜まります.(月固定費含め)年間数百万円単位で使っているので,数万円レベルで溜まります.現金派の皆さん,結構でかくないですか?いい値段がする外食が出来ますよ?
繰り返しですけど,クレジットカードに対する恐怖って,月の支払いが分からない状態で使いすぎる,が要因として1つあると思いますけど,今は上に書いたようにアプリで見える化されているので,それは無いと思います.逆に現金派の人たちの方が家計簿付けていない認識の方があって,1日に何回か財布の中や口座の残高の心配をしていませんか?それに限っては無くなるはずです.
失敗談
ただ当然最初の方は失敗もしました.現金レスの呪縛に囚われると書きましたが,何個かあげると,
・割と大きな店だったのでクレジットが使えるだろうと確認せず,会計の時現金しか使えず,持ち合わせがなかった.しかもATMで下ろしてくる,と言っているのに「それはダメです」と言われ,結局知り合いを呼んでお金を借りて支払った.
・外食をする際,現金を使いたくないが為,店探しにめちゃくちゃ時間をかけすぎて怒られる.
・ApplePayがごく稀に認識されず何度試してもエラーが出て,結局現金で支払う.後ろで並んでいる人たちに白い目で見られる.
まあ許容範囲です.今ではそういう想定が出来ているし,店選びもクレジット払いが出来るかを事前に確認するようになったので,特に問題無し.ただ呪縛に囚われていた時は極端すぎたので逆に面倒な事になっていた気がする.
どうでしょう,めちゃくちゃ便利だと思いませんか?確かに日本では現金だと困るシチュエーションは中々無いし,上に書いた利便性の1つ1つが言うほど大きくは無いので,それよりは環境構築の方が手間だと思っているのかもしれませんが,ちりも積もれば山となると言う言葉が物凄く当てはまると思っていて,小銭の計算や,残高を記憶したり,何にいくら使ったかを思い出す事に,意外と頭を使うと思います,いや使っています.はっきり言って無駄です.そしてこの「ちりつも」が当たり前になると,今から現金派に戻ろうなんて到底思えません.
せっかくスマホをもっているなら,ソシャゲーばかりに使っていないで,少し機械の利便性に頼ってみるのが良いと思います.
「エンジニア」というのは何なのだろうか.
ShibaDogです.
なんなのだろうか,エンジニアと言うのは.
今僕の仕事は,世間でいうところのエンジニアです.しかしながら,名前こそ格好良さそうだけれど,そんなに晴れやかな仕事では無い,と感じています.
この記事を見てなんだか,少し共感していまいました.いや,共感だなんてこの人に対して失礼な事ですが,正直文章を読んで,そう感じました.
僕は1度だけ,学会で聴講した事があったので見かけたことがありますが,正直,どことなく悲壮感が溢れ出していました.失礼ですけど,見てそう感じました.
だけど,Skyactiveを世に送り出しこれからの新しい内燃機関を送り出そうとしている.
当時の業界にとっては結構な衝撃だった,製品化した技術もモデルベース開発という実現の難しい開発アプローチも今思えば当たり前なのかもしれないけど,愚直なのかもしれないけど,皆がやりきれなかったところを,最後までやり切ってSkyactiveを送り出した.
話が変わりますけど,僕は今は先行技術開発に携わっていますが,その前の仕事は,記事にもある様に量産製品の商品開発をやっていました.
商品開発を端的に言えば,膨大なパラメータから最善解を求め何かを決める,が主題です.例えば技術がどんなに優れていたとしても,コストやそれ以外の要因の何かが目標に対して劣っていればダメだし,各所の政治的な側面を考慮する必要もある,所謂ホワイトカラーです.
僕ね,大学を出ていないし,転職もしていなくて,世間というものをまったく知らなかったので,それが普通でした.
だからそういう仕事が当たり前だと思って邁進していました.当然,仕事ぶりに対して評価を付けられるし,同年代の同僚や,僕で言えば学歴でいうと劣っていたので,大卒以上に対しては敵意をむき出しで向かっていました.
今思えばなんて滑稽なんだ,なんて振り返れますが,当時はやっていた仕事が自分の能力では一杯一杯だと感じていたので,とにかく良くも悪くも自分のやり方で身を振ってその仕事をこなしていました.
評価は良かったんですよ,自分で言うのもなんだけど同世代の中でもかなり良いほうだった,だけど気づいたらすっかり歯車になっていました.ならされたのではなく,自分からなっていました,ホワイトカラーに.
いや,当時は優れたホワイトカラーになりたくて必死だったので,結果的には良いはずだったんですけど,「なんか違う」と思ってしまいました.
誤解を恐れずに言うと,限りなく黒なグレーであっても場面では白だと言わなければならないし,白であっても黒に押されグレーになっていく,みたいな事に,自分が当たり前の様に慣れてしまっていました.
あれこれ悩みに悩み,考えに考え,ふと気づいたとき,「これは自分がやっていきたい事では無い」,と感じました.
で,今の仕事に1年強前から移ってやっているわけなんですけど,もう全然よくわからない.いや,少しづつ分かっているんですけど,分かれば分かるほどまた分からなくなってくる.これまでは目の前の課題は大変でも目標が明確で道のりも予想できたので乗り切って来れました.
けど,今は選択できる道は何本もあるし,自分の能力次第でその技術や仕組みの可能性が広がるんだけど,実際に今の自分の能力を発揮しても全然自分のイメージというか理想に自分の頭や手が追い付かない.
でも,今妥協でもすればイメージしていた可能性がつぶれてしまう.この前下の記事にも書きましたが,これを繰り返していると人によりますが,僕の場合,本当にメンタルがしんどくなる.
メンタルがしんどい時にやっている事. - 自動車メーカーエンジニアのブログ
そして何より目標,ゴールまでの道のりが長いし,最近時の電動化の流れから,「世間にはもう期待されていなんじゃ?」と思ってしまうと,余計にモチベーションの維持が難しくなる,この仕事を続けて自分は本当に大丈夫か?と不安になる.
こう言う事を言うと「そんな奴が設計した製品なんて使いたくないよ」なんて言われそうですけど,他の人はどうかは知りませんが,実際僕自身は日夜そう思って仕事をしています.
先にも書きましたけど,僕大学出ていなので,致命的にいろいろな知識が足りません.言い訳ではなく,ここ1年で本当に痛感しています.
だから,日々新しい事わからない事を勉強しながら仕事をしています.自動車工学も分からなかったしプログラミングも分からなかったし制御工学も分からなかったけど,可能性を狭めたくないので勉強しています.
だから,毎日わからないことが出てきてそれを解決するのに沢山調べて沢山考えて時間をかけて日々仕事をしています.
もうこういう風に書くとエンジニアなんて本当にしんどそうですね.実際しんどいです.全然格好良くなんてない,もの凄く日々の積み重ねを愚直に,泥臭くやらなければなりません.
だけど,先の記事のエンジニアが何十年かけて光を浴びように,日々自分の信ずる何かを積み重ねなければ何にもならないし,何者にもなれない.技術だけにすがってもダメだし,特徴の無いホワイトカラーエンジニアであってもダメ.
エンジニアは良いよ!
難しいですね,だけど,やっぱり楽しいですよ,最後までやり遂げれば製品化されたりサービスになったりして,世の中の為になる.
僕が設計に携わった部品も何個かありますが,どんな部品であってもやっぱり嬉しい以外の何物でもない.
だからやっぱりエンジニアやデザイナーなどのクリエータという"何か"を作る事にもう少しかけてみたいと思います.
才能があるかわからないけど,「何かを作る」や「何者になる」は出来るかどうか知りませんけど,もう少しエンジニアは何なのかがわかるまでやってみようと思います.
エンジニアは良いよ!
逆境の内燃機関車.
ShibaDogです.
ディーゼル車の市場が縮小
先日Toyotaが欧州のディーゼル車販売を終了すると報じられました.ほんの数年前まで欧州ではガソリン車よりCO2排出の少ないディーゼル車が欧州全体で多くの割合を占めていましたが,すっかり逆境となっています.
問題はいくつかあって,燃費基準(CAFE)の強化,VWの排出ガス偽装,排出ガス規制強化に対する後処理装置のコストアップ,欧州各国の内燃車乗り入れ禁止,それらから来る昨今の電動化,が要因だと思います.
燃費基準の強化
まず燃費基準の強化ですが,下のリンクを見てもらう通り,欧州ではCAFEという規制があり,各メーカー毎に燃費の目標値が課させていて,販売した車両の総平均燃費が目標に達しなければなりません.
達成できなければペナルティとして違反金を支払う羽目になります.例えばEV等のゼロ排出車を販売したとしても,台数が売れなければカウントされない為,ある程度燃費が良くてコストが低く売れてくれる車種のラインナップが必要になります.
CO2排出95gというのはkm/L換算で24.4km/L(NEDCモード)なので,ハイブリット並みの燃費が必要だということです.(JC08モードではもっと高い値になる)
http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/shoene_shinene/sho_ene/pdf/006_02_00.pdf
最近,Hondaが欧州で発表した新型Civicディーゼルの燃費が99g(WLTP新燃費計測モードの値?),27km/Lなので,この規制の高さが十分に伝わると思います.
排気ガス規制の強化
次に排出ガス規制についてですが,VWが起こした問題を簡単に説明すると排ガス計測時に専用制御により燃焼制御を変更しNOx排出を計測時のみ低減させてるいったかなり悪質な手法ですが,ディーゼル車はガソリン車と違い,自己着火可能な範囲で空燃比を広く取れること,高圧縮比により熱効率が高く燃費が良いわけですが,高空燃比と高い圧縮比により燃焼温度が高いためNOxの排出が多く,燃費は良いが後処理にコストがかかるのが特徴です.
MazdaがSkyactive-dieselを初めて出した際,燃焼設定を主流であった高圧縮比をやめ,後処理のコストを大幅に下げるという技術で世に送り出しましたが,それは燃費と出力をある程度犠牲にした結果であり,結局のところ燃費と排ガスはトレードオフが大きな課題です.
また最近また報じられていますが,主要都市に対する乗り入れ自体をも禁止する事の議論がかなり現実味を帯びてきています.
これは買い替えを促進させることが目的なはずです.
直接的に国民に所有禁止というやり方は現実的で無いので,年代の古い車を長期間所有し使用され続けると,年次の燃費基準をそれだけ厳しくしていこうと,全体としての排出ガス低減に時間がかかるわけですが,こうやって都市への乗り入れ規制をすることで,「日常の利便性が下がる」とユーザに感じさせる事で買い替えさせやすくするといった狙いが含まれているはずです.
こういった規制強化の流れから,熱効率を上げたり,後処理装置や燃焼制御などの技術進化からこのトレードオフラインを改善する事は可能ですが,それに合わせてハードにかかるコストが上乗せされていき,結局はエンドユーザに返ってくるので,初期投資とランニングコストをハイブリット車等と並べてみると,その差が相当縮まっていくはずです.
当然商品性的な話もありますので,一概にコストアップが製品全体の魅力を押し下げるとは思いませんが,コストという経済的な面は購入時のテーブルに大きな割合を占めているのは明白なので,特に車にそこまでのこだわりが無ければ,コスト差と言うのはかなり痛いのかもしれません.
内燃機関にとっては厳しい時代
特に目新しい内容ではありませんでしたが,こういった製品開発に携わっている以上,各メーカーの内燃機関車動向がすっかり撤退や廃止となっている以上,多少悲観的になってしまいます.
といってもMazda Skyactive-XのHCCI投入がどうなっていくのかが,大きな話題として残っているので,そこに期待感を残して注目していたいところです.
SNSでもっと自分を連れ出すんだ!
ShibaDogです.
以前も書きましたが,企業に属しているとSNSの利用方法はかなりセンシティブな問題です.
繰り返しますが,企業から機密情報を預かり,その上で業務を行う以上それを安易にSNSへ投稿したり,こういったブログ等で公開することは常識的に考えても禁じられています.
それに関しては僕個人としてもまったくもって同意します.そういった情報をもらった上で自分の能力を売っていると言った関係性なので,そこはお互いの利益を尊重します.
誰でも簡単に発信できる時代
しかし,SNSやインターネットは今や個人の誰しもが容易に情報を拡散できるシステムであり,ある意味広告塔のように振舞える仕組みです.
これに関しては前時代のテレビCMやポスターなどのある程度仕組み化されたものに対するハードルが無くなったと言えます.もうこんなことは随分前からそうなっています.
例えば,僕は自動車メーカーでエンジニアをしていますが,この個人ブログで,最近の自動車技術を一般的に開示されている事を,自分の知識を用いてかみ砕いたような記事を書いたり,また製品として素晴らしい自動車を個人の知識や文脈から解説してリコメンドする記事などを書き,仮に何かの拍子でバズって個人メディアとしてある程度拡散性のあるサイトになったとします.
ブログは単純に見てもらえば見てもらうほど収益がでる仕組みですが,それは属している企業に対してマイナスになるような行為なのでしょうか?
例えば副業といった定義に当てはめると就業規則的にNGになる場合もあるのかもしれませんが,属している企業に対してマイナス益をもたらさなければ,就業時間外を有効活用することは何の問題も無い,就業規則の解釈に反しなければあーだこーだ言われる筋合いはない,というのが個人の解釈です.
で,これはブログの話でしたが,先に書いた個人の広告塔化についても,両者に有益であるならこれを活かさない手は無いはずです.
会社は個人を,個人は会社を利用し合えば良い
例えば会社の資金による仕事や何かに対して個人が個人の為に活用する事は良い例ではありませんが,その仕事が既に公になっているのであれば,個人のSNSで(個人の偏見が無い様に)拡散することで,その人個人の繋がりに対して拡散させることで,広告の代わりになります.
メディアの重要な要因として如何に拡散性を持たせるか,です.企業はSNSやインターネットを駆使して如何に自分達の広告を見てもらうには,どういった導線を作れば誘導できるか,に力をかけているわけですが,それは縦の繋がりです.
それが今はエンドユーザのSNSによる拡散がエンドユーザ同士が持つ横の繋がりを使うことが出来て,より拡散性を持たすことが出来ます.例えで挙げるとMicrosoftのエンジニア(いってもそういった職種ではあるが)が良い例です.
#HoloLens
— ちょまど@エンジニア兼マンガ家 (@chomado) 2018年2月27日
Microsoft Windows Mixed Reality パートナープログラム
認定パートナーさんである
ネクストスケープさんと
ホロラボさん
それぞれの事例!すごい!
不動産や医療かあ pic.twitter.com/qSaDOWYfVq
当然フォロワー数や知名度によって拡散に対する影響度が違ってきますが,少なくても出来ることはあります.やらないよりはやったほうが良いレベルです.みなさんに言うまでもない事ですが随分前からこういった取り組みは当たり前にやられています.
企業がより身近な存在になる
こういう投稿を見ていると例えばその人個人がとても楽しそうに仕事していたり,何か上手くいかなくて落ち込んでいたりするところをリアルタイムで見ていると,背景にある会社像が見えてきたりするのではないか?と考えています.
「こんなに楽しそうに仕事をしているのだから魅力的な会社なのだろう」となる場合があると思います.今やSNSも就活に使うくらいですからね.
こういう風にSNSから社員が覗けると,企業ってもっと身近なものになりませんか?「楽しそうに仕事できる環境なのだから,きっと作る製品も良いに違いない」という印象になったりしませんか?
今までは下からしか見えなかった企業に対する印象が,横から割と近く見えることで,見方が変わる可能性を秘めています,社員がエンドユーザとの距離感を変えることで,企業や製品に対する距離感を変えさせる,ということが出来るのでは無いか?と考えているわけです.
SNSでもっと自分を連れ出すんだ!
ここまでSNS推しで書いてきましたが,当然NGなことはたくさんあるので,お互いの不利益になることは避けましょう,ただ出来る事は解釈ひとつで広がるはずです.
企業に属していたとしても自分にとっても対他にとっても有益になるようなSNS活用をしていましょう.
仮に僕がダメでもこういったことに気付いている人は既に沢山いると思うので,ダメ!じゃなくて,やるとしたらどうやるか?と考えていきたいところです.
イノベーティブのクリエーティブもダメ!から始まるが,やらないと何も生まれない.