キャッシュレスでもストレス無く生活していける時代.
ShibaDogです
最近本当にクレカとApple Payで十分生きていける.
— ShibaDog@HondaR&Dエンジニア (@ShibaDog67) 2018年3月18日
ここ1年弱,クレジット支払いと電子マネー支払いをトライしてきて,すっかり現金レス派になりました.これまでやってきたトライとエラーを書いてみようと思います.
キャッシュレスにした理由
そもそもなんで現金レスにしようかと思ったのかと言うと,そこまでこれと言ったでかい理由は無いのですが,しいて言えば,
・お金の管理が苦手.
もうすごく苦手です.家計簿をつけたりもしましたが,毎回手入力するのが面倒くさい.じゃあ頭で記憶しておこうとするんですけど,毎回何にいくら使ったのかすぐ忘れる.それにいつも頭を悩ませるのが結構苦痛でした.
・ATMにいちいち行くのが面倒くさい.
当たり前ですけど現金無いと使えないじゃないですか,無くなるといちいちATM行かなきゃならない.結構欲しいものがあるとすぐ買ってしまうタイプなので,なるべく大きい額は持ち歩かない様にすると,いざと言う時現金が足りない,その度ATMで下ろさなきゃならない.
・小銭がうっとおしい
財布の中に小銭をじゃらじゃら入れておくのが好きじゃなかったんですね,財布は重くなるし厚くなる.
それくらいかな.
キャッシュレスのポジ/ネガ
もうめちゃくちゃ便利です,下の通り.小さい事なんですけど,意外と積み重なりが効いてくる.
・電子マネー決済なら財布を出さなくて済む.
・コンビニ等の買い物の支払いが秒で済む.
・いちいち小銭の計算をする必要が無いし,小銭が増えない.
・現金の持ち合わせが無いから買えない,が無い.
・急な入金にすぐ対応できる.
・収支管理をアプリがやってくれる.
ネガティブもちょっとはあります.どちらかというと外的な要因が多い.
・店員さんがクレカや電子マネー支払いに慣れていないと,結構もたついて時間を食う.
・現金払いをしている人がレジ待ち列にいると,結局待たされる.
・現金レスの呪縛に囚われる(後述).
今月の出費
今月の出費ですけど,上の2つだけです,現金を使ったのは.上の\50,000は後述しますけど,LINEpayを使いたかったため,一度現金として下ろしました.
月固定費の支払いはキャッシュレス
まず,月の固定費は全部現金レスです.
・クレジットカード支払い
-家賃
-光熱費(水道除く)
-通信費(スマホSim,固定ネット回線,ポケットWifi,NetFlix)
・口座引き落とし
-水道代
-自動車ローン
何を駆使してキャッシュレス化したのか
クレジットカードと電子マネーを持っていても,現金レス化には程遠いんですよね,僕が構築した環境を紹介します.
1.銀行口座
まずは銀行口座,ここが意外と面倒.クレジットの引き落としは基本銀行口座ですけど,引き落としに使えない銀行も結構ある.なので,僕は下2つを使っています.
これらを選んだ理由は単純で,スマホでネットバンキングができます.2つとも基本的な事はスマホアプリで操作できます.いちいちパソコンを使わなくてもいい.そしてじぶん銀行はスマホがあればセブン銀行ATMでカードレスで入出金が可能.本当はじぶん銀行だけでも良かったんですけど,これがクレジット引き落としに対応していないことに後から気づき,UFJを後から追加しました.
2.クレジットカード
今は主にAmazonゴールドとJCBカードを使っています.
・Amazonゴールド
Amazonカードにした理由は,Amazonプライム会員だから.ゴールドカードだとほとんどが年会費が必要ですが,Amazonプライム会員であれば(というか契約すると自動的に会員になる)プライム会員費がカード年会費に含まれるので,カード年会費が実質数千円で済む.あとJCBは後述しますが,QUICKpayが使えるので,それが理由です.
3.電子マネー
ここが肝です,はい!AppleWatch!
なんだかんだクレジットカードも持ち歩かないと使えないじゃないですか.そしてだいたいサインが必要になる.そういう時は,ApplePayの出番です.これはAppleWatch2ですが,連動しているスマホが近くになくてもスタンドアローンで使えるんです.例えば僕はよく外でランニングやロードバイクを乗る時にスマホや財布を持っていかないのですが,AppleWatchがあればコンビニで飲み物を買える.超便利じゃないですか?ApplePayは登録すると以下の電子マネーが使えます.
・Suica
・iD
・QUICKpay
これら電子マネーの使い方ですが,クレジットカードによっては電子マネー機能が付随していて,ApplePayにクレジットカードを登録すると,これらの電子マネーがApplePay上で使えるようになります(逆にいうと電子マネー機能が付随していないクレジットカードだとAppleWatchで支払いは出来ません).クレジットカードと連動していて入金する必要がないので,カード上限額と電子マネー使用金額上限にかからない範囲で使えます.これが本当に便利.でも最初は結構戸惑いました.毎回「iDで」とか「QUICKpayで」とか支払い方法を店員さんに伝えなければならないし,年配の店員さんには「お兄ちゃんすごいの使っているねー」って声かけられる,恥ずかしい.
あとSuicaですが物理カードだと現金入金しかできませんが,AppleWatchからクレジットカードから入金できます,本当はオートチャージしてほしいけど(Viewカードだったかな?それに付随するSuicaであればオートチャージ対応).新幹線チケットやグリーン車チケットもモバイルSuicaで購入すればAppleWatchで使えます.
ApplePayはWeb上でも使えます.使えるサービスはまだだいぶ少ないのですが,例えばTOHOシネマの予約サービスで使えます.以前までは決済ページにクレジットカード情報を入力しなければならず,確か何かの会員になり会員情報へクレジットカード情報を登録しておけば,入力レスだった気がしますが,現在はApplePayが使えればAppleの認証ひとつで支払いが完了します.これも結構便利,もっと使えるサービスが増えればいいんだけど.
Apple Pay ではじめよう:App Store ストーリー
だいたいはこの電子マネーがあれば,結構の店が対応しているので問題ないです.詳しい使い方はリンク先でも見てください.
あとはLINEpay,この間初めて確定申告をして納税する機会があったのですけど,LINEpayで支払いました.LINEpayは結構面倒でクレジットチャージが出来なくて,ATMで銀行口座から現金を引き出してLINEpayアカウントへ再度入金する(セブン銀行ATMならカードレスでスマホだけで全部できる).で,LINEpayを登録すると使えるようになるLINEカードはJCBと提携しているので,クレジット番号を入金するサイトではクレジットカードの様に使えます.詳細は下の通り.
納税に初めてLINEpayを使ったけど,お得だった.ATMで出金入金しないといけないから面倒だったけど. https://t.co/ISQ8OWvN6Y
— ShibaDog@HondaR&Dエンジニア (@ShibaDog67) 2018年3月14日
で唯一の問題,たまにある楽天Edyしか使えない店(タクシーが多いかも),これの為にこの間楽天カードを申し込みました.楽天EdyはGooglePayがあればスマホ上で使えるんだけど,Andoroid機種しかGooglePayアプリを使えず,僕はiPhone8しか持っていない為断念.楽天Edyは楽天物理カードで対応するしかない.
この電子マネーがこっちは使えてあっちは使えない,が凄く鬱陶しい,ユーザーの利便性をまったく考えていない.誰が悪いんだろう?GoogleとAppleが悪いのか,電子マネーを提供している会社が悪いのか.たぶん後者なんでしょうけど.まあ現状の電子マネーが統一されるなんてことは,顧客確保とか消費者行動データ取得とかからやれないんでしょう.だからせめて店側は全ての電子マネーを使えるようにしてほしい,まあでも店側の事情で言うと電子マネー決済端末を複数導入して決済コストを負担しなくてはならないはずなので,消極的なのかも.または新たな電子マネーの登場に期待するしか現状は無いのか,ああイライラしてくるからこの話はいいや.
4.マネーフォワードで管理
そしてこれらすべての出金は全部マネーフォワードで管理されています.
現金を使用する以外はほとんど操作することはありません.口座の振り替えも金額がマッチすれば認識して自動処理してくれます.これを見ることで金遣いが適当な僕でも今月いくら使ったか認識できるので,使い過ぎを抑制できます.一応ネットバンキングやクレジットカードの専用アプリもありますが,全部マネーフォワードに連携してあるので,あまり見ないです.
お金はただの数字
紹介した通り,基本スマホとAppleWatch(がなくてもiPhoneなら7以降であればApplePayが使えるし,Andoroidはおサイフケータイが使える)と物理カードがあれば現金レスでほとんど困ることが無くなりました.ここまで環境を作る事に結構面倒だとは感じていましたが,本当に現金を見なくなったので,お金に対する認識が本当にただの数字になりました.いやその数字が残高や収支で0になればアウトな事はわかっているけど.
ここまでを結構周りの知人に説明するんですけど,(僕の周りだけなのか)結構皆クレジットカードを敬遠するので,あまり理解されないことが多い.「クレジットカードだと使いすぎるから」はマネーフォワードで自動管理されれば今いくら使っているか知れるし,現金しか使えないところは極力行かない.言っても一応いくらかの現金は持ち歩いているので,どうしても行きたいときは行くようにはしています.ただ,「ここ現金しか使えないけど良いの?笑」と馬鹿にされる.笑
あとは,僕は意識してはいませんが,ポイントが溜まります.(月固定費含め)年間数百万円単位で使っているので,数万円レベルで溜まります.現金派の皆さん,結構でかくないですか?いい値段がする外食が出来ますよ?
繰り返しですけど,クレジットカードに対する恐怖って,月の支払いが分からない状態で使いすぎる,が要因として1つあると思いますけど,今は上に書いたようにアプリで見える化されているので,それは無いと思います.逆に現金派の人たちの方が家計簿付けていない認識の方があって,1日に何回か財布の中や口座の残高の心配をしていませんか?それに限っては無くなるはずです.
失敗談
ただ当然最初の方は失敗もしました.現金レスの呪縛に囚われると書きましたが,何個かあげると,
・割と大きな店だったのでクレジットが使えるだろうと確認せず,会計の時現金しか使えず,持ち合わせがなかった.しかもATMで下ろしてくる,と言っているのに「それはダメです」と言われ,結局知り合いを呼んでお金を借りて支払った.
・外食をする際,現金を使いたくないが為,店探しにめちゃくちゃ時間をかけすぎて怒られる.
・ApplePayがごく稀に認識されず何度試してもエラーが出て,結局現金で支払う.後ろで並んでいる人たちに白い目で見られる.
まあ許容範囲です.今ではそういう想定が出来ているし,店選びもクレジット払いが出来るかを事前に確認するようになったので,特に問題無し.ただ呪縛に囚われていた時は極端すぎたので逆に面倒な事になっていた気がする.
どうでしょう,めちゃくちゃ便利だと思いませんか?確かに日本では現金だと困るシチュエーションは中々無いし,上に書いた利便性の1つ1つが言うほど大きくは無いので,それよりは環境構築の方が手間だと思っているのかもしれませんが,ちりも積もれば山となると言う言葉が物凄く当てはまると思っていて,小銭の計算や,残高を記憶したり,何にいくら使ったかを思い出す事に,意外と頭を使うと思います,いや使っています.はっきり言って無駄です.そしてこの「ちりつも」が当たり前になると,今から現金派に戻ろうなんて到底思えません.
せっかくスマホをもっているなら,ソシャゲーばかりに使っていないで,少し機械の利便性に頼ってみるのが良いと思います.