ShibaDog

自動車メーカーエンジニアのブログ

「耳をすませば」と「魔女の宅急便」を見て思う事.

ShibaDogです.

 

好きなんですよね,ジブリが.特に耳をすませばが好きです.カントリーロードを聴くとなんか頑張れ,って思うんです.

 

魔女の宅急便も,(普段テレビを全く見ないので知りませんでしたが)以前テレビのロードショーでやっていた?のを聞いて,DVDをレンタルして今日久しぶりに見ました.

 

自分も高校卒業後今の会社に就職して,その際地元(岩手)を出て今住んでいる栃木に来ました,かれこれ10年はこっちに住んでいます.当時は親元を離れたいの一心でした,高校も住んでいた家からあえて電車で通わざるを得ない距離の高校を選んだし,とにかく離れたかった.

 

理由は何だろう,気づいたらそうしたいと思っていました.でも,しいて言えばたぶん小学生あたりから意識はしていたんでしょうけど,自立したかった,親や他人からあーだこーだ言われずに自分の考えに基づいて生きたかった.こう書くと少しは格好よく聞こえるかもしれないけど,たぶん色んな人にグチグチ言われる事が,ただただ嫌だったのだと思います.

 

まぁちょっと大人になった今では完全なる自立なんて結局は出来ないと学んだけど,まあそれでもそう選択して良かったと思ってはいます.

 

 

んで,この映画たちを見ていると,伝わってくるんですよね,ちょっとした辛さや悔しさみたいなものが.耳をすませばのせいじくんはしずくを好きなんだけど,自分は立派なバイオリン職人になる夢があるからそれは辞めることは出来ない .普通に考えると好きな人と一緒に居たいじゃないですか,風立ちぬ堀越二郎のようなあまり人間味の無さそうな感じでも,短くても仕事をしながら好きな人と過ごす事を選んだわけで.そうなると,故郷を離れることが辛いだろうけど,頑張って自分が思う夢を叶えろ!って純粋に思うのです.

 

結局なんだかんだ自立するなんて言っときながら,うまくいかなかったらどうしよう,ダメになって戻るなんて事はプライドが許さない,って思っているとやっぱり不安なんですよね,僕も出たての頃は何度か不安になりました.言っても,周りの知人達もだいたい地元を出ているのでそこまででは無かったですが.

 

こういう思いは地元を出ていない人達とはなかなか共有出来ないんですよね,いつも価値観の違いに戸惑うというか,なんでそんなローカルなコミュニティーに依存しているんだか,何をそんなに地元ということに執着するのか,昔からの繋がりが大事なんだ,とか,(本当の間柄なら全然問題なし)仲間という上っ面な鎖で縛られている様な考えも全然わからんわ,こっちの考え方も理解されない事が多いし...ちょっと話がそれました.

 

だから思うんです,頑張れって.大丈夫だよ,これから良くなるよ,だから頑張れ,って思います.よく頑張れの言い過ぎは良くないって言いますけど,でも頑張りたいから頑張らざるを得ないから故郷を出るわけじゃないですが,だから頑張れよ!じゃなくて頑張れ,って心の中で思っているわけです.そして映画を見ながらその辛さや悔しさに感情移入してちょっと泣く.

 

こういう映画とか同じような境遇の人に対して頑張れ,って思っていると,なんか自分にも跳ね返ってくるんです,自分も頑張ろう,もっとやろう,って思えるんです.だからいつも思っています,心の中で頑張れって,思っています.ブルーハーツみたい.

 

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こういう情緒的なことはあまり好きじゃないんですけど,同じような境遇の人たちに対して,冷たい人と思われがちな僕でも,心の中では頑張れって応援しているので.

 

頑張ろうぜ.

 

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